800ギガビット・システムと投資保護を実現

2022年12月14日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- データ・ドリブン型ネットワーキングのリーダーであるアリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、広く導入されている7050X4シリーズを拡充し、エンタープライズ・コンピューティングおよびストレージ、コロケーション・プロバイダー(Colo)、マネージド・サービス・プロバイダー(MSP)向けに長期的な利用と投資保護を提供することを発表いたしました。また、新しい7050X4シリーズとともに、7060X5シリーズを拡充して800Gを追加することを発表いたしました。これにより、ハイパースケールのバックボーン容量を2倍にしつつ、ギガビットあたりのスペースと消費電力を削減できます。

従来型のエンタープライズとハイパースケールのクラウドは、どちらもコンピューティングとストレージの更新サイクルのさなかにあり、より高速なネットワークに対する需要が高まっています。そのようなお客様は1/10/25Gから50/100Gへと移行していますが、AIやMLのワークロードの要求が厳しいため、ハイパースケール・クラウドは50/100Gから100/200/400Gへと移行しつつあります。アリスタは、7050X4および7060X5製品のポートフォリオを拡充してエンタープライズとハイパースケール・クラウド双方に固有のニーズに対応し、運用コストと投資支出を削減しつつ、ネットワーク速度を高速化できるようにしました。

複数世代のサポートによる投資保護

分散型で高パフォーマンスの仮想化/コンテナ化アプリケーションが急速に進歩しているため、企業が必要とするコンピューティング能力、ストレージ・パフォーマンス、規模は拡大しています。その結果、基盤となるネットワークには、ロスレスの通信を高速で実現することが求められています。

設置済みサーバーの大部分は10/25Gのネットワーク・インターフェイス・カード(NIC)接続(PCIe® Gen3ベース)を利用していますが、最新のサーバーNICはPCIe Gen4さらにはGen5/6をベースとして、50/100/200GのサーバーNIC接続を提供します。そのため、データセンターのリーフ/スパイン接続間のネットワーク速度は、既存の100Gから、400Gおよび800Gへと押し上げられています。 新しい7050X4および7060X5システムは、4世代の投資を保護して、現在の要件と将来の要件を共存させることができます。

新しい7050X4システムは、4通りの速度のサポートを提供する新しい100G SFP-DDおよびDSFPや、40Gから400GまでのQSFP-DDに対応しています。10Gから400Gまで選択可能で、高密度、低消費電力を実現してギガビットあたりのコストを削減することで、業界標準の高容量SFPインターフェイスをワンランク上のものにしています。

Broadcomのデータセンター・ソリューション・グループ担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるJas Tremblay氏は次のように述べています。「複数世代のコンピューティング・リソース間の移行を洗練されたやり方で管理することは、常にお客様とネットワーキング・ベンダーの課題でした。複数世代の互換性と、BroadcomのTridentおよびTomahawk®シリコン・ファミリを基盤とする多種多様なポートフォリオに関するアリスタのビジョンは、当社のネットワーク・アダプターのロードマップと完全に合致しており、優れた投資保護をお客様に提供するものです」

800Gでクラウド向けの拡張を実現

人工知能(AI)、機械学習(ML)、SaaSアプリケーションのワークロードがかつてなく増えていることや、ハイブリッドな作業環境が原因で、ハイパースケーラーが必要とするネットワーク帯域幅は増え続けています。依然として主な課題となっているのは、消費電力の削減、効率向上、セキュリティの保証、サステナビリティ目標の達成です。新しい7060X5 800Gシステムは多用途のリーフ/スパイン・プラットフォームであり、最大32ポートの800Gをサポートし、今日のハイエンド・ストレージとHPCの要件や、次世代のサーバー接続に対応できます。

アリスタネットワークスのCOOであるAnshul Sadanaは次のように述べています。「アリスタの費用対効果が高く省電力のリーフ/スパイン階層向け製品は、PCIe Gen4をベースとする次世代サーバーNICの導入をますます加速させます。40/50/100/200/400Gに加えて、業界標準のQSFPおよびOSFPに対応した新しい800Gシステムをサポートすることで、後方互換性を維持し、さまざまな規模のお客様を満足させつつ、大規模クラウド・ネットワークに対するお客様の要件を満たします」

アリスタの800G光モジュールとケーブルは、現在の400Gネットワーク(OSFPおよびOSFP-DD)で広く普及しているのと同じフォーム・ファクタで利用できます。さらに、新しい800Gモジュールは、既存の400Gモジュールより少ないビットあたりの消費電力とコストで、2倍の帯域幅を提供します。

新しいArista 7050X4および7060X5シリーズの固定型リーフ/スパイン・スイッチは、BroadcomのTrident4およびTomahawk®4チップセットを基盤としてEOSを実行し、10G~800Gの速度で優れた自動化と可視性を実現して、最新のエンタープライズ・ネットワークとハイパースケール・クラウド・ネットワークに必須となる以下の要件を満たします。

  • 低消費電力 - 20~40%の省電力
  • ユビキタスなフォーム・ファクタ - 多種多様なコンピューティング接続に適したSFPおよびQSFPベースのシステム
  • 4世代の投資保護 - 現在と将来のコンピューティング・システムおよびストレージ・システムに対応する前方/後方互換性
  • 密度が2倍に向上 - AI/MLアプリケーション向けに32ポートの800G(25.6Tbps)を1Uに搭載
  • 4世代との互換性 - PCIe Gen4ベースのコンピューティングとストレージをサポート

提供開始時期

新しい7050X4および7060X5プラットフォームは、2023年第1四半期に提供開始予定で、現在は顧客テスト中です。

今回の発表についてプラットフォーム製品管理およびクラウド担当バイス・プレジデントのMartin Hullが詳しく説明したブログをこちらでお読みください。

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、キャンパス環境、ルーティング環境向けのデータ・ドリブン型ネットワーキングをクライアントからクラウドまで展開するソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、先進的なネットワーク・オペレーティング・スタックを通して可用性、俊敏性、自動化、分析、およびセキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、EOS、CloudVisionは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタの製品とサービスの性能、機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

 

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